Bana Tropicaを見ていたら、
ブラジルで過ごしたある日のことを思い出しました。
ブラジルに滞在して、3週間くらい経った頃。
仕事もひと段落して、やりたかったこともだいたいできたので、
少しだけバケーション気分で、1泊2日で山の中にあるリゾートへ行きました。
リゾートといっても、日本でイメージするような、
隅々まできれいに整えられた場所とはちょっと違います。
とにかく湿気がすごい。
ジャグジーには虫が泳いでいて、タオルも寝具もしっとりしている。
でも、そこがすごくよかった。
人間が快適に過ごせるように自然をきれいに整えてしまうのではなく、
そこにある森や川、小さなウォーターホール、
もともとそこで暮らしている生き物たちの方が優先されているような場所でした。
その中に人間が少しだけ入れてもらって、過ごさせてもらう。
そんな雰囲気が、とても素敵でした。
リゾートに着いた時にはもう日が暮れ始めていたので、翌朝早く起きて散歩をしていたとき、バナナの木を見つけました。
日本で暮らしていると、普通に歩いていて
バナナが実っている景色に出会うことって、なかなかありません。
だから見つけたときは、
「あ、本当にバナナがなってる」と、ちょっと感激。
なんでもないような出来事なのに、今でもよく覚えています。
ブラジルにいると、植物も、虫も、動物も、とにかくいろんなものが近い。
たくさんの命があって、
それぞれがものすごい勢いで生きている感じがします。
そして、そこに暮らす人たちもまた、とてもエネルギッシュ。
自由で、にぎやかで、
ときには「ちょっと騒がしいな」と思うくらい。
でも、そんな生き生きとした感じが、
私はやっぱり好きなんだと思います。
仕上がったBana Tropicaを見たとき、
なんだか「ブラジルだなあ」と思いました。
大きな葉っぱも、ピンクも、オレンジも、ライムグリーンも。
いろんなものが一緒になって、わさわさと生い茂っている。
そして、よく見ると植物の中にバナナが紛れています。
きれいに整いすぎていなくて、
カラフルで、自由で、にぎやかで、濃い。
Bana Tropica|バナトロピカ
この柄を見ていると、
あの森の濃い緑や、そこにあふれていた生き物たち、
むっとするような湿った空気まで、少し思い出します。