今回、リンダワークスで採用する事が決まったナイロン繊維“Amni Soul Eco ®”(アムニソウルエコ)。この繊維はブラジルで開発された世界で初めての生分解性のある繊維です。
その働きは「土に還る」こと。
生分解性を持つナイロン繊維は、適切に埋立地に廃棄された後微生物によって分子レベルまで分解されます。そして廃棄されてから28ヶ月後には、最終的に二酸化炭素と水となって自然界へと循環します。
化学繊維ですが、土に還して自然に循環させることができる、画期的な繊維です。
リンダワークスのレギンスとブラトップには、このナイロン繊維を商品の90%使用しています。
化学繊維によって生み出された優しい着心地、高いストレッチ性と耐久性、熱的快適性などの利点はそのままで、環境に優しいヨガウェアを実現しました。
また、このAmni Soul Eco ®を生産する過程においても、使用した水を循環させ再利用したり、温室効果ガスを抑えるなど、環境に配慮したものづくりに努めています。
ある調査では、家庭ゴミの中の繊維製品のうち、衣料品(靴下、下着、シャツ、ズボンなど)が閉める割合は1994年は50%程度であったのが、2008年には71%にまで増加し、しかもコートやセーターなど以前は「長く使う」事が当たり前だった衣類の廃棄が目立つそうです。
日本では化学繊維を使った衣料品が年々増加しています。そういった衣類は安く生産することができるので、もちろん安価で販売されます。このような現状も、衣料品が安易に捨てられる要因になっているのかもしれません。
捨てられた衣料品は各自治体の廃棄方法によって処理されますが、大抵の自治体では焼却処理されるので、もちろん石油由来の素材はCO2をより多く排出することになってしまったり、埋め立て処理をしても土にはほとんど還りません。
私たちが何気なく買ったり、捨てたりしている洋服も、ゴミの増加や廃棄処分場の不足などの環境問題の一因になってしまっているのです。
『循環型社会』は、天然資源の消費・使用をできる限り減らして、循環(繰り返し利用)できる仕組みをつくる社会のことをいいます。
よく聞くのが3Rという取り組みで、これは、ゴミの発生を抑制し(Reduce)、ゴミでも有益なものは資源として活用し(Reuse)、使ったものを資源として活用する(Recycle)という3Rの活動で、循環型社会をつくるためのキーワードとなっています。
循環型社会では生産段階から環境負荷の少ない製品を作り、正しい廃棄物の処理を行う事で、環境への負荷を出来る限り減らす社会を目指しています。
リンダワークスではAmni Soul Ecoを採用する事で、自然が分解できる素材でヨガウェアを作り、みなさんにご提供することが出来るようになりました。
そして、廃棄することになっても環境への負荷を減らすこと、最終的には自然界へ循環させる事ができます。
たったひとつしかない、大切な地球のために。
私たち自身のために、そして未来のために。
小さなことから少しずつですが、みなさんと一緒に、私たちに出来る事を始めていきたいと考えています。
12月の新作商品より、Amni Soul Eco ®を使用した商品となっております。着心地や機能性に変更はございません。
地球にやさしい素材を使ったブラジリアンヨガウェアを、どうぞお楽しみください。