2018年5月9日
kazueさんを一言で表すと「自然体」「笑顔」「ナチュラルビューティ」「海」。
そんな言葉が浮かびます。
4月の終わり、初夏の様な陽気の湘南で待ち合わせたkazueさんはやっぱり自然体な笑顔で私を迎えてくれました。
ーーーkazueさんはいつも笑顔で穏やかで、いい意味で力が抜けている感じです。
そうでしょうか。自分の心で感じた事に忠実でありたいので、特に深く考えずに行動しています。他の人の目が全く気にならない。他の人が何を言っていても気にしない、むしろ気が付かないのかもしれません。
過去も全く振り返らないし、今だけを生きています(笑)
ーーーkazueさんはブログもSNSもほとんどされていないですよね。
恥ずかしいんです。
そんな、人に何か言える立場じゃないですから。自分の事を話すのも、写真も大の苦手!(今回はお願いして撮らせていただきました。)
ーーー今回はkazueさんの魅力をお伝えするために、色々根掘り葉掘り伺いますのでよろしくお願いいたします!
はい、頑張ります(笑)
ーーーkazueさんはヨガティーチャー歴がとても長いですよね。
最初からインストラクターさんとしてやっていく自信がありましたか?
始めた当初は自分に向いているのかとか、ずっとヨガで食べていこうとか、そういうことは何も考えずに突き進みました。
ヨガと出会ってすぐに、ヨガとは何か知りたくて無謀にもインドに行きましたし(笑)
ーーー好きな事に一直線なんですね!
すでにたくさんの知識をお持ちなのに、学びを継続していらっしゃいますよね。
以前インドでアシュタンガを学んでいた時、同じ師匠から学んでいる人と話す機会が何度かあったのですが、その人たちにヨガ歴を聞くと必ず『自分はビギナーだよ』って答えるんです。
当時私は本当の本当にビギナーだったので、私よりも出来る人達にビギナーと言われて気まずいなぁと思ったのですが、今はその人達の気持ちがわかります。
ヨガを学び続ける限り、私は永遠にビギナーだし、ビギナーでありたい。
自然体のkazueさんから感じるのは包み込んでくれる温かさや、否定されない心地良さ。天然でちょっとおとぼけたところもとてもキュート。
ーーーヨガインストラクターになる前は?
表参道にあるイタリアンジュエリーのお店で15年程働きました。
華やかなジュエリーの世界で、イタリアに買付けに行く事もありましたし、芸能人のお客様も多くて、毎週末パーティに出かけていました。
風を切って歩いてましたね。私は業界の最先端にいるよ、みたいな。夏に秋、秋に真冬の格好してましたもん。若かったなぁ。今とは大違い!今は機能性重視です(笑)
ーーー今のkazueさんからは想像できないですね!
なぜヨガインストラクターになったのですか?
最初にヨガをやってみたのはハワイ在住中。波はないし、友人と「ヨガってやつ、やってみようか!」みたいなノリでビーチヨガに参加しました。
それがきっかけで、あちこち旅をする度にヨガをするようになりました。
その時は安易に「これ、できるかも!」と思い、突っ走りました(笑)そうしたら知れば知るほど奥が深いことに気が付いて、どんどんヨガに魅了されていったんです。
今もふと思い出すのは、波乗り仲間にプロスノーボーダーがいて、彼が毎日波乗りに行く前に一人静かにヨガをしている姿が素晴らしすぎて。
その時はジャマをするのが嫌で見ているだけでしたが、その姿が私をヨガの道に導いてくれたのではないかと感じてます。
ーーー華やかなアパレルの世界から転身して、ヨガインストラクターになってよかったと思いますか?
ヨガインストラクターとしての生活、活動、全てにやりがいを感じています。心からヨガを伝えるお仕事が楽しくて幸せですし、日々感謝の気持ちでいっぱいです。
前職はジュエリー業界というkazueさんは会うたびいつも素敵なジュエリーを身につけている。日焼けした肌に存在感のある指輪や色石がとてもお似合い。
ーーーkazueさんにとってヨガとは?
出会い、気付き、求めるものを与えてくれる存在です。
今では生活全てがヨガと繋がっています。
うまく言えないけど、「アーサナができて満足」という事ではなくて、アーサナに向かうことで得たものを別のステージで発揮する、出来なかった事が上手くいく、そちらの方が大事なんです。
ヨガの先に何かがあってほしい。例えば、ヨガをする事でサーフィンが上手くなる、ヨガをする事でキレイな姿勢で歩ける、ヨガをする事で子供や旦那さんに優しくなれる、など、ヨガは人生にたくさんの喜びを与えてくれる素晴らしいものです。
ヨガスタジオは自分を整える場所。
足りないものが何か気づき、補い、足りすぎているものは捨てる場所だと思っています。
スタジオに来て、ヨガをして、真ん中にもどる。
それがヨガをする意味だと思うんです。
ヨガスタジオの自分はカッコ悪くていいんです。
自分のステージはスタジオの外にあってほしい。
ーーーからだオタクと聞きました!
自分でもいつもカラダのことばかり考えてるな〜と呆れることもあるくらいです。ここを動かすとこうとか、ここが動いてないとこうだとか。
起きている時は常に感じ分析しているんです。
ただ歩いてる時も、座ってる時も(笑)
考えてみれば物心ついた頃からずっとそうだったような気がします。
なので、生徒さん(生徒さんじゃなくても)の動きを見ていると色々なことが浮かんできて、またさらに知りたくなります。
ーーー今こうして向き合って座っているのが怖くなりました。笑
普通に接してても分かりませんが、ポーズを見ればその人の性格やライフスタイルがなんとなく分かります。
身体が硬いと心も硬い。ふにゃふにゃだと、柔軟性のある性格。身体が閉じている人は恥ずかしがりの内気な人。カチカチで貼っている人は気を張って生きている頑張り屋さん。
それに気付いてもらうためにアジャストをします。
でも、身体がカチカチに固まっている生徒さんをアジャストしても、全然動かないという時があります。そういう時は開くまで待ちます。
長けているところは人それぞれなので、出来ない事があったとしても、出来ない「意味」にこだわりますが、出来ない事自体に執着はしません。
デニムにリュックというカジュアルな格好のkazueさん。ヨガウェアを着ていないのが逆に珍しいそう。飾らない美しさも魅力。
ーーーピラティスを学ぶ理由は?
ヨガを初めて16年くらいになりますが、やはりカラダの調子が悪くなったり、ケガをしたりもありました。
ヨガのアーサナに向かうことばかり考え、カラダを柔らかくする事ばかりに向かっていたんですね。
気付いたのは、初めてTRXを体験した時です。体幹が弱く、大切なものが欠けてしまっていることに気付かされました。
自分をいじめてしまっていることを知って。そこからすぐにピラティスを学び始めました。
今はPHIという、理学療法士の方がリハビリで取り入れるようなマニアックなピラティスを学んでいます。
ヨガのアーサナは強さと柔らかさどちらも大切で、それが何かをしっかり学ばせてくれたのがピラティスでした。
ーーーリンダワークスとの出会いについて教えてください。
妹がお誕生日にプレゼントしてくれたのが出会いです。
キュートで派手派手なリンダを一目で気に入りましたが、当初はまだ無地のレギンスが多く、履くのに勇気がいったのを思い出します(笑)
ーーーリンダワークスのどんなところを気に入ってくれたんですか?
気持ちよくしてくれる可愛い柄!履き心地!
ーーーkazueさんがいちばん好きなプリントは?
いっぱいあるけど、ずっとお気に入りは白地のパイナップルです。だいぶ前の商品ですが、毎年暖かくなってくると履きまくってます。
kazueさんが大好きだという白地のパイナップル柄、「サニーバイト sunny bite」。※過去の柄のためすでに完売。
ーーー最近ハマっているモノやコトを教えてください。
不器用なので好きなコトはずーっと変わらないんです(笑)
大好きな波乗り。気持ちいいところに行って山に登ったり、散歩したり、キャンプしたり、温泉に浸かって美味しいもの食べたり…
自然がいっぱいなところ、目に映るものが美しいところ、空気が美味しいところが大好きです。
あとは、10年近くプルメリアを育てていて、お家にはたくさんのプルメリアがあります。1番大きいものは2メートルほどあり、夏はジャングル状態!
プルメリア農家、密かに憧れてます。
ーーーストレス発散法は?
ストレスはよく分かりません。
溜めることなく常に少しづつ発散してるのか、溜まっていることにそもそも気付いていないのか…(笑)
kazueさんが育てているカラフルなプルメリアたち。宮崎でプルメリア農家になることに密かに憧れているそう!
ーーーどこか行ってみたい国はありますか?
ブラジル!行きたいですね。最近はあまりどこかに行きたいという様な欲がないんですが、ブラジルには本当に行きたいです。
サーフィンをしにバリへよく行きますが、ブラジル人が多いんです。
ある日サーフィンをしている時に隣で波待ちをしているブラジル人は、大きなアクセサリーをじゃらじゃらいくつもつけて、一人で鼻歌歌ってて、とても楽しそうでした。
大きい波にもイエ〜ってな感じでトライしていて。
一方の私は、あんなにじゃらじゃらアクセサリーなんてつけて、絡まったらどうするんだろう!とか、大きい波に撒かれたらどうしよう!とか、未だに考えたりするので。
あんな底抜けに陽気な人たちがたくさんいる国を見てみたいです。kazue 長谷川和恵
2001年ハワイ在住中、サーフィンで行った海でビーチヨガと出会う。それ以来ヨガが大好きになり、サーフィンとヨガがライフとなる。
2004年、本場インドでヨガを学びたいと思い、ヨガ探しの旅に出る。6ヶ月かけてインドを周り、多くのヨガを知り学ぶ。帰国後、美輪かのんハタヨガ指導者養成講座200時間修了。フリーインストラクターとして都内、神奈川で活動開始。2008年再度渡印。6ヶ月マイソールのアシュタンガヨガのシャラ、ゴアのRolf&Marciの元でアシュタンガヨガを学ぶ。
現在、自スタジオkazuyoga、神奈川湘南地区を中心にフリーインストラクターとして活動。素晴らしい師からの教えに、ピラティスやカイロプラクティック、タイランドマッサージなどを取り入れ、独自のインナージャーニー・ヨガというかたちでヨガを伝えている。
小さな頃からカラダを動かすことが大好きで、学生時代はソフトボール、25歳より波乗りに目覚める。自称「カラダオタク」というほど、マニアックにヨガやカラダについて感じ追求するのが大好き。その中で感じた感覚を元にヨガと向かい合う楽しい日々を過ごしている。
【 取得資格 】
2012年、Vision of yoga 全米アライアンス200時間TT修了
2015年、Asana Mandara TT修了
ケンハラクマのアシュタンガヨガ指導者基本コース修了
インターナショナル・タイランドマッサージレベル2修了
アーユルヴェーダ20時間講義修了
現在、カイロプラクター養成講座受講中
♦ Linda Worksアンバサダー